◆2010年11月 定例研究会
2010年11月25日(木) 18時30分〜20時30分

場所: 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
テーマ: 産業区分がもはや意味がなく、今までの産業ごとの特有の強みが、もはや意味をなさない、今の時代の話 〜 チームラボの実例や実験を通して
講師: チームラボ株式会社 代表取締役社長 猪子 寿之 様
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授 相澤 英孝 先生
担当弁護士 岩倉正和(ELN理事)
概要:

純国産検索エンジンなどの先端のデジタルテクノロジーから、パリ・ルーヴル宮内でのデジタルアートによるインスタレーションによる空間演出などの デジタルクリエイティブまで、テクノロジー、デザイン、アートの領域をまたいで、大規模なシステムインテグレーション、ウェブ、ソフトウェア、 プロダクト、空間、オフィス、CM、CGアニメーションまで手がける、チームラボ株式会社猪子寿之代表に、デジタルテクノジーが築く現状から、 未来について語って頂き、知的財産法、就中、著作権法が将来に向かってどのような役割を果たしていくべきかについて、議論したい。  

◆2010年9月 定例研究会
2010年9月16日(木) 18時30分〜20時30分

場所: 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
テーマ: 国立国会図書館を中心とした書籍検索制度と電子書籍流通
講師: 小説家・社団法人日本文藝家協会副理事長  三田誠広 氏
担当弁護士 松田政行(ELN理事)
概要:

平成21年著作権法改正によって国会図書館を中心とする日本書籍の電子アーカイブ化が可能になりこれが構築されつつある。
各国の書籍アーカイブはその国の知的国力となりデジタルコンテンツ流通の中核を構築することになる。
Googleはこれを世界中で展開しようとしたのだが・・・。
国会図書館を中心としたアーカイブ化を発展させて、公共図書館の利用や個人の検索利用につなげようとする考えが生じており、 大きな流れになりつつある(経産省等6月30日3省デジ懇報告、経産省3月31日報告)。
著作者・出版社の権利、利益とこれらの高度利用をどのように調査させるか。民間商用電子書籍流通との関係をどうするか。
最先端を思考する三田誠広先生に話しを聞く!!  

◆2010年7月 定例研究会
2010年7月23日(金) 18時30分〜20時30分

場所: 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
テーマ: 音楽興行ビジネス
講師: 北谷 賢司 氏(金沢工業大学大学院 教授・同大学院 コンテンツ&テクノロジー融合研究所 所長
http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/ct/index.html
ワシントン州立大学 コミュニケーション学部 メディアマネジメント学 教授) 
担当弁護士 大橋卓生(ELN会員) 
概要:

1)音楽レコード産業の危機
2)世界規模で音楽興行ビジネスの隆生
3)カジノと興行ビジネスの融合 

◆第7回シンポジウム
平成22年5月29日(土)13:15〜16:30


場所: 大手町サンスカイルーム24階会議室
(千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル)
主催: 特定非営利活動法人エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワーク
後援: 総務省・文化庁・経済産業省・知的財産戦略本部(予定)
会費: 無料(会員以外も参加可能、事前登録不要ですので直接会場へお越し下さい。)
テーマ: フルデジタル時代の新しい可能性と残された課題
−通信・放送融合時代を支える制度やインフラの整備は万全か。
開催趣旨: 近時、ブロードバンド・インターネット時代を迎え、家庭にも高速のインターネット回線を安い値段で引くことができるようになりました。
つまり、SDTV(一般のテレビ放送)と比較しても遜色ない品質の動画像を、インターネット回線で伝送することが可能となってきています。
日本のすべての地域でブロードバンドサービスが利用できるような環境整備が進み、そしてこれに並行して、2011年7月からは、すべての放送がデジタル放送へ移行します。 また、IPTV、デジタルサイネージその他新たな技術開発やビジネスモデルの取組も進み、実際に実施されつつあります。 このようにいまや放送と通信は本来の意味で融合し、連携していく時代といえます。
当シンポジウムでは、フルデジタル時代における新たなサービス、コンテンツの流通、 さらにはエンターテインメント産業の将来像を探り、 残された課題・解決策は何か等について、ビジネスモデル、技術、放送法等の関連法制度等の側面から研究し、現状及び将来を見据えたあるべき姿について議論します
概要: 《基調講演》中村伊知哉氏(慶應義塾大学教授)
 《報告》
放送法等改正の状況/吉田正彦氏(総務省情報通信国際戦略局)
新しいビジネスモデルの状況と今後の展開/中村秀治氏(株式会社三菱総合研究所)
技術と法のあり方/笠原智恵弁護士(当ネットワーク事務局)
          洲桃麻由子弁護士(当ネットワーク事務局)

《パネルディスカッション》
〈パネリスト〉中村伊知哉氏(慶應義塾大学教授)
吉田正彦氏(総務省情報通信国際戦略局)
中村秀治氏(株式会社三菱総合研究所)
中井秀範氏(吉本興業株式会社)
〈モデレータ〉 三尾美枝子弁護士(当ネットワーク専務理事)

◆2010年3月 定例研究会
2010年3月24日(水) 19時〜20時30分

場所: 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
テーマ: 雑誌デジタル配信実証実験「parara(α)」のご紹介
講師: 大久保徹也氏(社団法人日本雑誌協会 デジタルコンテンツ推進委員長 /株式会社集英社 役員待遇 雑誌販売部長) 
担当弁護士 (ELN理事):伊藤真 
概要:

日本雑誌協会は印刷会社、広告代理店、IT企業、出版販売会社など計45社の協力を得て、2010年1月28日から2月28日にかけて、 雑誌デジタル配信の実証実験を行なった。総務省のICT利活用ルール整備促進事業(サイバー特区)のひとつに採択されているこの実験は、 出版社が提供した91誌の記事コンテンツを、読者モニター約3000人にパソコンポータルサイトで閲覧してもらい、その利用動向等を調査したもの。
当日は、将来への展望が開けたと感じる一方で、解決すべき課題も山積していることがわかったこの実証実験について、ご報告をさせていただきます。 

◆2010年1月 定例研究会
2010年1月29日(金) 18時半〜20時

場所: 青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
テーマ: 全貌解明・平成21年改正著作権法
講師: 文化庁長官官房著作権課
著作権調査官・弁護士 池村 聡 氏
課長補佐 壹貫田 剛史 氏 
概要:

平成21年6月、著作権法の一部を改正する法律が成立し、平成22年1月1日より施行される(一部を除く。)。 本改正法は、昨今の情報通信技術の一層の進展などの時代の変化に対応するため、
(1)インターネット等を活用した著作物等の利用の円滑化を図る措置
(2)違法な著作物等の流通抑止を図る措置
(3)障害者の情報利用の機会の確保を図る措置
等を講じるものであるが、現行著作権法施行以来最大の規模となる改正法であるとともに、その内容は極めて複雑かつ難解なものとなっており、 また、政令に委任されている部分も多い。
今回の月例研究会では、関連する政省令等の内容と合わせて、平成21年改正著作権法の全容を解説する。 

Copyright (C) 2005 ELN All Rights Reserved.